僕らがデュラエースにあこがれる理由は
自転車とは面白いもので、少し頑張った金額を払えばプロとほぼ同等のレーシング機材が手に入る。
日本の自転車パーツメーカーShimanoのフラッグシップ「Dura-Ace」がその一つだ。
ではホビーライダーがDura-Aceを買う理由とは?
高性能?
品質が良い?
軽い?
わたしの答えは NOだ。
2019年4月13日の人里の枝垂れ桜
ちょうどこの辺りから、このブログを書くネタが発症し始める…。
わたしの答えは”NO”
はっきり言ってタダの所有欲と、「Dura-Aceだったらもう少し速かったかも?」と言う、足枷を断ち切る為である。
わたしの実力にしてみたらプロ機材などオーバースペックだ
話はそれるが、最初に手に入れたロードバイクは、カーボンフレームにカーボンディープホイールと、初心者にしてはそこそこ出だし好調な機材。
たしか、このフレームを使っていた時期の中盤あたり。
デュアスロンに出るためのセッティングでDHバーを付け、可変ステムでハンドルを下げている写真。
パワメもこのころから装備したような。
しかし、コンポはShimano105。
しかも、悪名高き5700番であった。
ブレーキとシフトチェンジの引きは重いし、生命の危機を感じるカックンブレーキ。
今思うと、よくあれに乗れていたと思う。
(別に105が悪いと言っているわけではなく、最近の105はシフトも軽くてよくできていると思う。また、体格に合わせたサイズも出していることで、エントリーモデルとしては最高峰ではないだろうか)
乗り始めて2年?3年?はパワメもなく、心拍数とケイデンスと時速を頼りに手探りでトレーニングをした。
歳は10近くも離れるが、唯一の自転車仲間が強かったこともあり、勝手に師匠と仰ぎ、色々と教えてもらった。
完全な手探りでなかったのは幸いであった。
こんな感じで、105を装備した自転車で、とあるヒルクライムスポットでは大体63~70分で登れるようになった。
では、今使っている新しいフレーム、そしてインストールされていたDura-Aceになったら?
そのヒルクライムスポットで60分を軽く切ることができたか?
期待いっぱいでトライするも、まったくもって同じぐらいのタイム。
所詮いい機材を手に入れたとしてもめちゃくちゃ速くなることはなく、期待しただけに不本意な結果となった。
(追記するなら、冬場という事もあり、タイムが伸びない時期であったのは事実、といきなり言い訳)
費用対効果をすぐに求めるのであれば、お金のかからないローラーを日々続ける方が「強くなる」という事に対しては一番手っ取り早い方法だと思う。
初心者ならなお、トレーニング効果云々を考える時間があるなら、とにかくローラーを回せが鉄則だ。
もちろん、ヒルクライムにおいてはお金に物を言わせて9㎏の自転車から、6㎏の自転車変えればタイムは変わるかもしれない。
では、それでも私がDura-Aceを選ぶ理由とは何だろう。
そして、自転車乗りがあこがれるDura-Aceとは?
ようやく本題に入るが、今回一枚の写真を見てもらおう。
これは、Dura-AceのCS-9000(11-28)のスプロケである。
外したことがある人はご存知だと思うが、2ブロックに分かれているうちの一つ。
そして、21Tを留めているリベット破損したのである。
距離はどんなに多く見積もっても1万km以下なので、壊れるには早すぎる。
幸いにも、事故には至らずその21Tと前後を含む3枚のギアを使わなければ走行に問題はなかった。
これでも高い金を払ったDura-Aceは高品質と言えるのか?
では、今後Dura-Aceをやめて、コスパと性能のバランスが一番取れているであろうULTEGRAへグレードを落とすのか?
答えはNOだ。
では、壊れたのになぜDura-Aceをわたしが求めるのかと言うと。
ユーザーに非がない場合、Dura-Aceは3年の保証を受けることができ、4日後(これはたまたま対応が早かったから)には新品が届いたからだ。
(詳しい内容はシマノHPよりご確認ください。壊れたから全て保証されるわけではありません。) リンク先>>シマノ製品の保証
わたしは永遠にDura-Aceユーザーになることを決めた瞬間だった。
だって、CS-9000がCS-9100の新型になって、しかも新品で戻ってくるんだものw
(結果出費を抑えることができたから万々歳w)
でも、実は12-28が欲しかったので、壊れたその日にぽちっとしていたんだけどね。
ぽりすでした。
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